壁を上りきると、大観峰。

言葉が出ない。
日本各地を走ってきたが、ここほど心震えた場所は無い。
この場所に立って眺めて初めて理解する。
阿蘇市は火口の中にあるのだ。
人々は火口の中で生活しているのだ。
今日、俵山峠を越えて火口の中に入り、新しい噴火口に上り、そしてまた火口の縁を上ってきたのだ。
これはまるで、映画「マトリックス」や、小説「リング」シリーズで描かれたような、一つ上の次元からの俯瞰。
神の視点だ。
自転車で来てよかった。
車で来ていたら、これほど感動しなかったと思う。
この場所から俯瞰してみると、走ってきたルートが浮かび上がって見えるような気がしたよ。
選んだルートも正解だったね。
阿蘇の最後にこの地に立つべきだよ。
阿蘇に別れを告げ、大分県日田市方面へ向かって下る。
阿蘇スカイラインからR212に入ってすぐに右に分岐する。
こんなかんじ。




通称“そば街道”。
そば屋が点々とある。
食べなかったけど。
R212へ復帰して、道の駅小国。

補給&休憩。
杖立トンネルを回避するため杖立温泉郷へ。
こんなかんじ。


ずっとこういう道ならいいのにね。
このあとR212でつらい走行が続く。
道幅は狭く、車も多い。
下りでこちらもスピードが出ているので油断できない。
集中がまん走行。
三隈川に出た。

数日前、ここからファームロードで九重へ向かったんだ。
何日前だったか思いだせない。
帰ってきたよ。
阿蘇の興奮冷めやらぬまま、
大分県日田市で再び一泊。
走行ルート
走行データ
走行時間 8:09:55
走行距離 135.1km
平均速度 16.5km/h
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