またリアがパンク。
替えたばっかりじゃねーかよー、根性なし!
五色台スカイラインで、エア抜きのまま引きまわしたのが悪かったのか...
まいったな、雨で交換できない。
どこか雨をしのげる場所を探さなくては。
と言っても、まだ少ししか下ってないぞ。
雨の中、自転車引いて歩いて下る。
この旅二度目の屈辱。
ところが15分ほど歩いただけで、なんと集落が! おぉ!
大きな車庫のあるお宅の車庫に入れさせてもらう。
黙って使うのも悪いよな。
たまたま現れたおじさんに車庫のことを伺うと、ご主人だった。
快く承知してくれた。ありがとうございます。
濡れているので、よく拭いてからタイヤ交換。
ホイールに問題は無いようだが...
買ったばかりのポンプで空気を入れて復活!
本当に助かりました。ありがとうございます!
しかし、もう予備タイヤはないぞ。
次にパンクしたら終わりだ。
日が暮れる前に急いで、だが慎重に下らなくては。
R439からr32へ。
雨の中、前方の路面に集中。
たまに見える渓谷。
晴れていれば美しいのだろうが、こんな状況では恐ろしい。
延々と下る。 こんなに上ったっけ?
ブレーキレバーを握る力が続かない。
誰が、何のために。
なぜか現れた小便小僧。渓谷に向かって放尿。
まさか君がこの渓谷を! なんてふざけている余裕なし。
↓晴れていれば、こう見える↓
<徳島県三好市観光情報>
徐々に日が暮れて薄暗くなってきた。
早く下りたいが、スピードは出せない。
寒くて心細い。
祖谷口橋に出た。
どうしようか迷ったがR32へは出ず、対岸の道を下ることにした。
水しぶきを上げて走る大型車のわきなんて走れないよ。
自殺行為だ。
ところがこれが痛恨の判断ミス。
山の中で日が暮れちゃって真っ暗。街灯なし。
夜間走行を想定していないので、持ってるライトはLED単灯。
これこそ自殺行為だ!
何とか見える路肩の白線だけを頼りに下る。
左側に深い渓谷があることを知っているだけに恐い。
雨は降り続く。泣きそう。
民家の明かりが見え始めたとき助かったと思った。
池田大橋でR32に合流したとき、あんなに嫌いだった車の明かりに安堵した。
水しぶきをかけられても無事生還を祝福されているようで、なんだかうれしかった。
運良くすぐホテルがあったので、倒れこむようにチェックイン。
走行ルート
走行データ
走行時間 ?:??:??
走行距離 125 km くらい
平均速度 ??.? km/h
※雨のためサイコン故障。データ取れず。