曇り空。予報では午後から雨模様。
高知から出発。
この先西へ進めば四国一周ルート。
四万十川、足摺岬、カルスト、石鎚山、etc、見どころ満載、走り応え十分。
でも、あわてて走り抜けてしまうのはもったいないよね。
四国西側は次の機会に残しておくとして、ここから北へ向かうことにした。
周りをぐるっと一周するだけではなく、中央の山々も味わいたい。
高知市街からr374、r252とつないで、R32へ。
国道はおもしろくないので、r33からR32に沿って走る道へ。
谷間の集落を抜けてゆく。
道に迷ったけど、たまたま家から出てきたお兄ちゃんに聞く。
若い人がいてよかった。どうもありがとう。
だがこの道、とんでもない斜度だ。
表示はないが、おそらく15%越え。
調子の悪いリアシフトのため、19T固定で上る。
何度もシフトレバーに指が伸びたが、この後のことを考えて我慢。
温存しているローギアの使いどころに迷う。
なんとかR32へ復帰した。
序盤の意外なところで足を使ってしまい、早くも息があがって根曳(ネビキ)峠。
ここで目を疑う光景に遭遇。
峠の反対側から、おじいさんがボロボロのママチャリに荷物満載で上ってくる。
もちろん腰は下ろしたまま、なぜか笑顔。
迷いがふっきれた。
ローギアがまだあると思うから迷うんだ。もう無いと思おう。
ありがとう、おじいさん。もう迷わないよ。
あとは己の力だけで山と対峙する。
峠でよく出会う、トリプルだ、コンパクトだ、などと自慢げに話す、メタボぎみサイクリストにも見せてあげたい光景だ。
まずは己をチューンしないとね。
JR繁藤(シゲトウ)駅。
無人駅。ちょっと休憩。
大豊トンネル、1605m!
うわぁぁぁぁ...
迂回路があるんだけど、長さに興味があって見にきてみた。
歩道があるから行ってみよう...
こ、こわい... ながい...
やめればよかった... もう戻れない...
国道の長いトンネルを抜けると、そこは道の駅だった。
道の駅大杉。
大杉と言うだけあって、巨大な杉の木がある。
日本一の「杉の大杉」。
たしかにでかい。
でも「杉の大杉」って、おかしくない?
頭が頭痛、頭痛が痛いみたいな。
松の大杉ってのは無いだろう?
つづく
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