R439に入ってすぐは新道工事中。
きれいな道だ。
しかしその後は1車線道路がずっと続く。
走りなれた林道のおもむき。
アップダウンは無く、常に上り続ける。
急な上りは無いので淡々と進める。
げげっ!
バス、落っこちてますけど...
驚いたのは、かなり上っても集落があること。
すごいなーと思って、さらに上ると、また集落が現れる。
これだけ上のほうに住むのは、どんな暮らしなんだろう。
買い物は?学校は?いろいろ想像する。
峠まで、あと2km。
淡々とした上りが延々と続く。
さすがに足もつらい。
だが止まることはしない。
こういう単調な上りの最中で、ふと考えることがある。
自分の今の生き方、過去、未来。
自己を否定してみたり、肯定してみたり。
未来に思いを馳せたり。
思い出に笑ったり、泣いたり。
この状態になると、路面や風景は見えているんだけど見てはいない。
あとで思い出せない。
ペダルを回していることも意識していない。
登山ではないけれど、自分ではこの状態を「クライマーズ・ハイ」と呼んでいる。
そして到着。
京柱峠。
つづく
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