2010/11/06

自転車ツーリング 四国半周東側 その7

2010/10/09

今日も雨だ。
予報によると、今日は一日中降り続いて明日は晴れるらしい。
今日は走れそうもないな。
でもホテルで一日つぶすのももったいない。

しかたがないので、ここ徳島県三好市池田から、電車で香川県高松まで行こう。
高松で一日遊んで、明日、小豆島へ渡ろう。
我ながら完璧なバックアッププラン。ふふん。

本当はもう一山超えて、自力で香川県に入りたかったけどね。

ホテルからJR阿波池田駅まではすぐ。5分くらいか。
雨の中走り出す。

ところがそんな計画もむなしく、旅は唐突に終わりを迎える。

パンクした... orz...

またリアがパンク。
なぜだ!
替えたばっかりだろー! うをぉぉぉー!

おかしい。
こんなにすぐ、しかも続けざまにリアがパンクするなんて。
ホイールに何か問題があるのだろうか...
もう予備タイヤは無い。

と、いうわけで、ここJR阿波池田駅で今年の旅は終了。

ちょっぴり心残り。
まぁ、また来ればいいさ。

考えようによっては、昨日の夜の山の中や、この後行くつもりだった小豆島の寒霞渓あたりでパンクしなかったのは、むしろラッキーだったね。


尾道のしまなみ海道から始まった今年の旅。
ちょっとトラブルが多かったな。
でも、トラブルや辛かったことのほうが、いい思い出になるんだよ。

瀬戸内側は少し走りにくい道が続いたけど、その後の海沿いの道、静かな山間の道はとてもすばらしかった。

来る前は四国は海のイメージが強かった。
走ってみてわかったけど、四国は山だ。
四国全体が大きな山だ。

高知市なんかは今でこそ交通網が発達しているけど、深い山々に囲まれて、開けているのは南に広がる海。
そんな環境だからこそ、広く海の向こうに目を向ける偉大な志士を多く輩出したのかとも思う。

今を生きる四国の方々も親切な人ばかりだ。
止まって地図を確認していると、必ず声をかけられる。
「にいちゃん、どこまでいくんや」
雨の中わざわざ出てきてくださって、道を教えてくれた方もいる。
本当に助かりました。

そして食事がとてもおいしい!
今治のやきとり、香川のうどん、高知のかつお、などなど。
もう口にするものすべてに感激した。

今回は四国東側を半周。
まだ西側が残ってる。西側にも見所満載。
とても楽しみだ。

四国の皆様、おじゃましました。
大変お世話になりました。

またいつかおじゃまするかもしれません。
その時はよろしくお願いします。
ありがとうございました。

2010/10/31

自転車ツーリング 四国半周東側 その6-5

つづき

またリアがパンク。
替えたばっかりじゃねーかよー、根性なし!
五色台スカイラインで、エア抜きのまま引きまわしたのが悪かったのか...

まいったな、雨で交換できない。
どこか雨をしのげる場所を探さなくては。

と言っても、まだ少ししか下ってないぞ。
雨の中、自転車引いて歩いて下る。
この旅二度目の屈辱。

ところが15分ほど歩いただけで、なんと集落が! おぉ!
大きな車庫のあるお宅の車庫に入れさせてもらう。

黙って使うのも悪いよな。
たまたま現れたおじさんに車庫のことを伺うと、ご主人だった。
快く承知してくれた。ありがとうございます。

濡れているので、よく拭いてからタイヤ交換。
ホイールに問題は無いようだが...
買ったばかりのポンプで空気を入れて復活!
本当に助かりました。ありがとうございます!

しかし、もう予備タイヤはないぞ。
次にパンクしたら終わりだ。
日が暮れる前に急いで、だが慎重に下らなくては。

R439からr32へ。
雨の中、前方の路面に集中。

たまに見える渓谷。

晴れていれば美しいのだろうが、こんな状況では恐ろしい。

延々と下る。 こんなに上ったっけ?
ブレーキレバーを握る力が続かない。

誰が、何のために。

なぜか現れた小便小僧。渓谷に向かって放尿。
まさか君がこの渓谷を! なんてふざけている余裕なし。

↓晴れていれば、こう見える↓
<徳島県三好市観光情報>

徐々に日が暮れて薄暗くなってきた。
早く下りたいが、スピードは出せない。
寒くて心細い。

祖谷口橋に出た。
どうしようか迷ったがR32へは出ず、対岸の道を下ることにした。
水しぶきを上げて走る大型車のわきなんて走れないよ。
自殺行為だ。

ところがこれが痛恨の判断ミス。
山の中で日が暮れちゃって真っ暗。街灯なし。
夜間走行を想定していないので、持ってるライトはLED単灯。
これこそ自殺行為だ!

何とか見える路肩の白線だけを頼りに下る。
左側に深い渓谷があることを知っているだけに恐い。
雨は降り続く。泣きそう。

民家の明かりが見え始めたとき助かったと思った。
池田大橋でR32に合流したとき、あんなに嫌いだった車の明かりに安堵した。
水しぶきをかけられても無事生還を祝福されているようで、なんだかうれしかった。

運良くすぐホテルがあったので、倒れこむようにチェックイン。



走行ルート


走行データ
走行時間 ?:??:??
走行距離 125 km くらい
平均速度 ??.? km/h
※雨のためサイコン故障。データ取れず。

自転車ツーリング 四国半周東側 その6-4

つづき

ここは高知県と徳島県の県境。


みごとに真っ白。

何にも見えませーん。
少し雨も降ってきた。

晴天ならば美しい眺めが広がるのだろう。
でも、こんな峠の様子を見られるチャンスのほうが少ないよね。
むしろラッキーか。
雨なら来ないでしょ?

峠にある茶屋で“しし肉うどん”

あー、うまい。

茶屋にはおじさんがひとり。
ずっとひとりでここにいるのだろうか。
静かだ。何の音もしない。テレビなんか無い。

壁には大量の寄せ書き。
自転車で来ている人もいるみたいだね。

茶屋を出たら雨が本降りになってた。
雨の下りはいやだなー。
すべるし、止まらないし、寒いし。

徳島県に入って下り始める。
上ってきた高知県側の路面はきれいだった。
ところが徳島県側は最悪。

これは... ひどい...
どこを通れと?

まずいなー、水たまりで路面が確認できないよ。
こんなところでパンクしたらたいへんだぞ。
標高からして、三日目の五色台スカイラインとの比ではない。
(その3-2参照)
慎重にじわじわと下る。
ひどい路面がずっと続く。

悪い予感は得てして現実となる。

パンクした... orz...

つづく

自転車ツーリング 四国半周東側 その6-3

つづき

R439に入ってすぐは新道工事中。
きれいな道だ。

しかしその後は1車線道路がずっと続く。

走りなれた林道のおもむき。

アップダウンは無く、常に上り続ける。
急な上りは無いので淡々と進める。

げげっ!

バス、落っこちてますけど...

驚いたのは、かなり上っても集落があること。
すごいなーと思って、さらに上ると、また集落が現れる。

これだけ上のほうに住むのは、どんな暮らしなんだろう。
買い物は?学校は?いろいろ想像する。

峠まで、あと2km。

淡々とした上りが延々と続く。

さすがに足もつらい。
だが止まることはしない。

こういう単調な上りの最中で、ふと考えることがある。
自分の今の生き方、過去、未来。
自己を否定してみたり、肯定してみたり。
未来に思いを馳せたり。
思い出に笑ったり、泣いたり。

この状態になると、路面や風景は見えているんだけど見てはいない。
あとで思い出せない。
ペダルを回していることも意識していない。
登山ではないけれど、自分ではこの状態を「クライマーズ・ハイ」と呼んでいる。

そして到着。

京柱峠。

つづく

自転車ツーリング 四国半周東側 その6-2

つづき

大杉の近くに、なぜか美空ひばりさんの歌碑が。

大杉に願をかけたら成功してスターになったとか。
いや、それはさー... ま、そういうことにしておこう。

歌碑にボタンがついていて、押してみたら大音量で「川の流れのように」。
わ、わ、わ、とまれー。
山間の静寂を破り、高らかに響く歌姫の歌声。
すみません、すみません、押したのは私です。

道の駅大杉を出て、R32を東へ。
JR土佐穴内駅を過ぎて、川の対岸を走るr113へ。

おぉー、こういう道がいいんだよ。

JR大田口駅。

やはり無人。

水田もある。

水はどこから?
川は深い谷の下だぞ。

線路わきを走る。

列車は一度も見ていない。

長瀞橋に出た。

さて、この後どうしようか。
このままR32を進めば、有名景勝地、大歩危、小歩危。
ぜひ見たい。

しかし、自転車でこの地を訪れた今、もっと魅力的な場所がある。
「京柱峠」標高1130m。

谷よりも峠だろ。R439へ。

つづく

自転車ツーリング 四国半周東側 その6-1

2010/10/08

曇り空。予報では午後から雨模様。
高知から出発。

この先西へ進めば四国一周ルート。
四万十川、足摺岬、カルスト、石鎚山、etc、見どころ満載、走り応え十分。

でも、あわてて走り抜けてしまうのはもったいないよね。
四国西側は次の機会に残しておくとして、ここから北へ向かうことにした。
周りをぐるっと一周するだけではなく、中央の山々も味わいたい。

高知市街からr374、r252とつないで、R32へ。
国道はおもしろくないので、r33からR32に沿って走る道へ。

谷間の集落を抜けてゆく。

道に迷ったけど、たまたま家から出てきたお兄ちゃんに聞く。
若い人がいてよかった。どうもありがとう。

だがこの道、とんでもない斜度だ。
表示はないが、おそらく15%越え。
調子の悪いリアシフトのため、19T固定で上る。
何度もシフトレバーに指が伸びたが、この後のことを考えて我慢。
温存しているローギアの使いどころに迷う。
なんとかR32へ復帰した。

序盤の意外なところで足を使ってしまい、早くも息があがって根曳(ネビキ)峠。

ここで目を疑う光景に遭遇。
峠の反対側から、おじいさんがボロボロのママチャリに荷物満載で上ってくる。
もちろん腰は下ろしたまま、なぜか笑顔。

迷いがふっきれた。
ローギアがまだあると思うから迷うんだ。もう無いと思おう。
ありがとう、おじいさん。もう迷わないよ。
あとは己の力だけで山と対峙する。

峠でよく出会う、トリプルだ、コンパクトだ、などと自慢げに話す、メタボぎみサイクリストにも見せてあげたい光景だ。
まずは己をチューンしないとね。

JR繁藤(シゲトウ)駅。

無人駅。ちょっと休憩。

大豊トンネル、1605m!

うわぁぁぁぁ...

迂回路があるんだけど、長さに興味があって見にきてみた。
歩道があるから行ってみよう...

こ、こわい... ながい...
やめればよかった... もう戻れない...

国道の長いトンネルを抜けると、そこは道の駅だった。
道の駅大杉。


大杉と言うだけあって、巨大な杉の木がある。

日本一の「杉の大杉」。
たしかにでかい。

でも「杉の大杉」って、おかしくない?
頭が頭痛、頭痛が痛いみたいな。
松の大杉ってのは無いだろう?

つづく

2010/10/30

自転車ツーリング 四国半周東側 その5-5

つづき

高知市街へ行きたいのだが、浦戸大橋はもういやだ。
浦戸湾の西側はトンネルあるし。

地図をよく見ると浦戸大橋のわきに“渡船”って書いてある。
おぉ、これだ。 しかも無料。

船上から、さっき渡った浦戸大橋を眺める。

あんなに高いのかー。

r35で高知市街へ。

市街はいやだね。
予測不能な動きをする学生自転車群。
こわいから自転車降りて引いちゃう。

はりまや橋。

がっかり。

坊さんがかんざしを買うような風情は無い。

高知城。

夕暮れせまる。

土佐だろ!
やっぱ、これだろ!

かつおのたたき。

感動!衝撃の味!
自分は初めてかつおのたたきを食べたと感じた。
いままで、かつおのたたきだと思っていたものは、たたき風のかつおの刺身だった。

食べててちょっと涙でた。感涙。

※後日談
あんまりうまかったんで、冷凍のものをおみやげに自宅に送った。
家に帰って食べたら、やっぱりそれは“たたき風の刺身”だった。
教訓:あぶりたてを食うべし



走行ルート


走行データ
走行時間 7:47:52
走行距離 148.71 km
平均速度 19.0 km/h