2016/10/30

自転車旅行 青森~岩手 その3

2016/10/11 (3日目)

青森県大間町からスタート。

朝一で大間崎へ。

はしっこだよー。

これで、
本州最北端 青森県大間崎。
本州最南端 和歌山県潮岬。
本土最南端 鹿児島県佐多岬。
本土最西端 長崎県神崎鼻。
えーと、あとどこ行ったかな。
はしっこが揃ってきたぞ。

マグロにのったサルがやって来た。

さみしい時は海にきて 水平線をみてごらん

カモメが冷ややかな目で見ていた。

あきらめました あなたのことは

こんな碑もあったよ。

達成感あるなぁ。
すぐ海の向こうには函館の町が見える。

もう北へは行かれないので、R279で南へ。

あいかわらず、路面良好で走りやすい。

大畑中央公園。

少し休憩。

休憩してたら、車でおじいさんが近づいてきた。
なぜか、栄養ドリンクと梅ジュースくれた。

わざわざ、買って持って来てくれたんだって。
ありがとー、うれしいですー。
でも、訛りがすごくて何を言っているのかわからないんだよー。
いい人だ。

下北半島と言ったら、恐山でしょう。
上りましょう。ちょっと怖いけど。

恐山への上りは、さわやかな山間サイクリングで始まる。

薬研温泉の入口。

読み方は「やげん」です。
ここまでは、気持ちよいサイクリングコース。

この後から徐々に斜度がきつくなる。


でも、それほどきびしくは無いよ。
気持ちよく楽しめる。

三途の川にたどり着いた。

渡ってもいいものか。
戻ってこられるのだろうか。

駐車場にはこんなものが。

ローディーがよく来るのかなぁ。
いまだに一台も見かけないけど。

中に入ってみた。

立派な門です。

荒涼としています...


この世ではありません。

食堂でカレー。

何の変哲も無い、ごくごく普通のカレー。
ふつうさぁ、こういうところって、
地獄カレー、とか、イタコカレー、とかやりそうじゃん。
何の飾り気も無い、素のカレー。
青森らしくていい。

ここから下るけど、スタート少し上る。
いきなり12%!

くぁぁ。

左カーブの時に限って車が後ろから。
上り12%の左カーブイン側は無理です。
ふらついちゃう。
無理に追い越さないで、あたたかく見守ってください。

むつ市街へ下りてきた。

気がつくと、縦型の信号機が多い。
あとで聞いたら雪対策なんだってさ。なるほどね。

田名部川。

この後どうしようかなぁ。
尻屋崎に行ってみたいけど、戻ってこないといけないし。
風も出てきたからあきらめるか。

R338で東へ向かう。



なーーーんにも、ありませんっ!
走っても走っても、景色が同じですっ!
修行ですっ!

ようやく何か見えたと思ったら。

TEPCOって東京電力だよな。
東京のための電気をここで作るのかな。
原子力で。

「原子力発電所PR館」
ぜひ見たい。

閉まってた...
今日は火曜日だぞ! こういうとこだぞ!

この近くにビジネスホテルを見つけたので、今日はここまでにしよう。
原発工事関係者のための宿泊施設なんだって。
でも泊めてくれたよ。

例によって、あたりにはなんにも無いのでホテルで食事した。
普通のホテルじゃないので、食事はすべてセルフ。
しかも部屋には、タオル、歯ブラシ等のアメニティは一切無し。
浴衣もガウンも無いよ。宿舎だね。
素っ裸で寝たよ。

青森県東通村で一泊。



走行ルート

2016/10/29

自転車旅行 青森~岩手 その2

2016/10/10 (2日目)

青森県むつ市からスタート。

今日は晴れた。

朝は寒いぞ。10月の東北だからな。

走り出してすぐ、海上自衛隊基地。

入口に自衛官が立ってた。
おはよう!って言ってみたけど、無視された...
怪しいからか。

R338を走る。
海沿いフラットで、車はほとんど来ない。


スイスイ進むよ。

川内川を渡る。

青森県内の川には、写真にあるように川の名前が書いてある大きな立て札がある。
わかりやすくてとてもいい。

その後も海沿いフラットが続く。
雲が出てきたぞ。


それにしても、青森県は路面がいいなぁ。
車も来ないので、すごく走りやすい。

脇野沢港の少し手前で、突然の雨。
ちょうどパーキングエリアに東屋があったので、逃げ込む。

ラッキーだったね。
雨は15分くらいでやんだ。

脇野沢の集落を過ぎると、徐々に山岳コースに。


さてと、上るぞー。

9%になって。

まだまだ。

10%になって。

きたきた。

もうなんだかわからない。

何に注意すればいいのさ。

上った先には、流汗台ってのがあったよ。

いや、ほんとに汗かいた。

ここから下るんだけど、汗が冷えてさむーい。

道にサルがいるのよ。

音を発しない自転車は、サルに気づかれない。

なんだかここのサルはおっとりしているように感じた。
こちらに気づいても、余裕でのっそりと避けていく。
鹿児島県の路上で会ったサルは飛ぶように逃げていったけどな。

牛滝まで下って、ここからまた上り返す。
これがキツかったー。
急におなかがすいちゃって、ぜんぜん踏めない。
クラクラしながら、がんばって上る。

仏ヶ浦。

上から見てもよくわからないなぁ。
観光船があるみたいなので、船から見るべきだろう。

それにしてもおなかがすいて、やばいぞ。
お店なんかないしなぁ。自動販売機すらない。

「サルにエサを与えないでください」

「さるぴいにはエサを与えてください」
ハラへった...

福浦まで下ったところに食堂があった!
営業していてくれー、と祈りながらのぞくと、おばちゃんが2人飯食ってた。
中に入ると、それは店のおばちゃんだった。
すみませんね食事中に。なんか食わして。

で、これ。どーーん!

すごいぞ!
まさかこんなところで、こんなにうまい丼が食えるなんて!
もう少し早い時期ならウニがのるんだけどねー、って言ってたよ。

寒かろうと、味噌汁おかわりくれた。
おばちゃん、ありがとう!
これで先に進めるよ。

この後の道は、岬の雰囲気。

津軽半島を思い出す。雰囲気が似てる。

大間町入り。

日が暮れてきたぞ。泊まる所あるかな。

大間港に着いたときは夕暮れ。

疲れたー。

ホテルがあったので部屋を取った。
でも、あたりにお店が無いんだよ。
一杯やりたかったのに。

しかたがないので、ホテル内にあった食堂へ。

寂しい...

青森県大間町で一泊。



走行ルート